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国会会議録

令和3年5月6日 - 厚生労働委員会

○足立信也君
国民民主党の足立信也です。
忽那先生と松本先生の話を聞いていて、この一年をちょっと振り返ってみているんですけれども、要は、公衆衛生学をやっている人たちは、松本さん言われたように、見付けて隔離なんですよね。
感染症の専門医、忽那先生のような専門医の方は、これは治すことに主眼があるわけです。両者は違いがあるんです。治すことになると、早期発見、早期治療、あるいはワクチンというふうになっていくと思うんですが、私は、昨今、原子力村になぞらえて感染症村というやゆしたような表現あるいは非難の言葉がありますけれども、この司令塔機能が公衆衛生学が主体であって、見付けて隔離というのに偏り過ぎてずっとそれが続いてきたことが問題だと思っているんです。そのきっかけが、去年の一月に指定感染症にして行政の指揮下に入れたということが、先ほど松本さん言われたように、医療、患者さんと医療機関の間に保健所が介在するということがスムーズな機動的なことができなくなった要因だと、私は一年前から、それ以上前からずっと言っているわけです。
そこで、一つ目、忽那先生にお聞きしたいのは、これだけPCR検査も、あるいはゲノムシークエンスも進んできて、簡便になって、抗原検査も簡易的に早くできるようになりましたね。これで早期発見あるいは治療につながるために、抗原検査と通常のPCRとゲノム解析、これをどう使い分けるのが入院の判断や退院の判断にいいと思われますか。

○参考人(忽那賢志君)
御質問ありがとうございます。
検査体制に関しても、もう一年前よりも随分環境が良くなったと考えております。今では多くの病院で院内で検査ができるようになっていますし、時間もかなり短縮して、一時間以内に結果が出るようなPCRも使えるようになっております。
どういった検査を用いるのがいいかというのは、その自治体あるいは地域、病院のキャパシティーによるかとは思いますが、それぞれ一長一短がございますので、そうですね、例えばPCR検査の場合は、一度感染した人はしばらく陽性が続いて、感染性がないのに引っかけてしまうことがあると言われています。一方で抗原検査は、感度、つまり感染しているのに陰性と出てしまう頻度はPCRよりは高いと言われていますけれども、感染性の強い人に関しては検出をして、感染性がなくなった人には陰性と出やすいということで、PCRの欠点を補う検査でもありますし、安価で行いやすいというところがありますので、これは、例えば病院で、施設、医療機器が整っているようなところではPCRを用いるところが多いとは思いますけれども、抗原検査などを施設などで用いて定期的にスクリーニングする、そういった使い分けを今後は行っていくことも有用ではないかというふうに考えております。

○足立信也君
同感です。
次は木村さんにお伺いしたいんですけど、また最近、命の選別ということがかなり問題になってきております。で、社協の関係で、介護施設だけではなくて障害者施設のことも御理解されていると思うんでお聞きしたいんですが、そのワクチン接種、あくまでも本人の意思だということになった場合に、極めてハイリスクの方が多い介護施設、認知症の方々あるいは知的障害の方々、このような方々をどのようにワクチン接種すべきだというふうにお考えでしょう。

○参考人(木村哲之君)
足立先生、ありがとうございます。
非常に現場での難しい課題でございまして、我々の介護施設にももちろんたくさん認知症状をお持ちの高齢者の方々がお住まいになっています。
御自身での判断が非常に難しいことがございますし、また、本来であれば自筆での署名、同意、その辺も非常に難しい方が多数おられます。
そうした方は、基本的には御家族様によく御相談をして、先ほど、ちょうど冒頭、私の意見の中で申し上げましたが、やはり正しい情報、正確なその情報提供があって、それに対して判断をしていただいて、御本人の判断が難しければやっぱり一番近いキーパーソンとなる御家族の、御家族の判断によるところでしかないかなというふうに思っております。
職員なんかも、我々申し上げているのは、基本的にはもう自分が望まない者は打たなくていいというふうに申し上げています。

○足立信也君
ありがとうございます。

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